右と呼ばれた男

京成盃グランドマイラーズ

右と呼ばれた男です。

今回は南関重賞予想です。木曜日船橋11R京成盃グランドマイラーズを予想していきます。

南関重賞予想は今年から始めた企画ながら思った以上にガチガチ系のレースが多くなかなか攻め所がありませんでしたが、今回はなかなかの好メンバーが揃いオッズが割れて当てればそこそこの払い戻しは期待できそうです。

コース解説

スタートからコーナーまでの距離は250mとかなり短め。こうなると当然スタートダッシュに優れた逃げ馬が有利になりますが、逃げ馬が揃うとハナの奪い合いが激化しやすいのも特徴。

そうなった場合は元々地方競馬場の中では比較的差しが届きやすい船橋ですのでゴール前で様相一変も十分にあり得るということは頭に入れておく必要があります。先行馬の場合当然内が有利になるわけで、データ的に枠順の有利不利はないようですが先行馬に限ってはそうではないと考えています。

展開考察

逃げるのは8.アランバローズ6.ベストリーガード。アランバローズは前走で控えて強い競馬をしておりハナを譲る可能性は割と高いと見ていますが、短距離で勝ちきれず中山1800mで覚醒したベストリーガードに1400mでも逃げられるアランバローズという構図だとまずベストリーガードが望むペースでは走らせてくれないはずで、5.ナニハサテオキあたりも前にいることでここはミドルハイ以上で流れると割り切りたいです。

その後ろに9.ギガキング1.フォーヴィズム3.ブルベアイリーデが続く隊列。いずれがハナに立とうとも直線に至るまでの段階で笹川騎手や森騎手は動くことは間違いなく最後は総合力が問われるレースになると思います。

狙いたい馬

1.フォーヴィスム

前走川崎マイラーズでも本命に推して最後脚を伸ばすもデュードヴァンにやや劣った形になったフォーヴィスム。ただ、この時は鞍上予定だった吉原騎手が元日の能登地震の影響で今野騎手に急遽乗り替わりがあり、それを思えばよく走ったとも言えるわけで、今回は満を辞して吉原騎手が乗るのなら前走の0.3秒差は詰まる可能性は十分。

このブログでも何度も取り上げてますが、吉原騎手は地方競馬において別格の存在で、簡単に言えば中堅騎手からルメール騎手に乗り替わるくらいのインパクトがあります。実際にそんなシーンを何度も見てきて、このYRA競馬アカデミーのメンバーと懇意の南関予想家たつきさんに「なんで吉原騎手が乗ると急に馬が動くんですか?」と聞いたことがあるくらい違うんですよね。

フォーヴィスム自身に話を戻すとノーザンF生産キャロットF所有で、脚元の弱さを克服しOPまで上がったものの、なかなか出たいレースに出られずに結果も出せない状況が続いて活路を求めて南関に移籍した経緯があり、その後の騎手配置からしてもキャロットがこの馬の可能性を諦めてはいないことは明白で、明らかに有利なバックボーンと54キロの最軽量に加え、今回は雨の影響が残り深い船橋の馬場が軽くなることも東京競馬場で好走を続けてきたこの馬にとってはプラスに働くはずです。

展開考察で述べたように早めにレースが動くと船橋のスパイラルカーブで外に振られる馬が出てきて最内枠からラチを頼れるこの馬は最短距離で回ってこれるということもあり今回はいろいろ恵まれも期待できそうです。

8.アランバローズ

前々走の川崎マイラーズで復活の兆しを見せる走りを見せ、前走は相手弱化のOPとはいえ2番手に控えて圧勝。少なくとも復活一歩手前くらいまでは戻ってきており、控えて勝って競馬の幅も広がり雨で前が残りやすい馬場で番手押し切りの下地は整った印象。

元々は2000mの東京ダービーでも逃げ切ったスタミナは備えているわけで今の状態ならそう簡単には垂れないと見て。展開を考えると3連複とか広げる場合の軸はこちらの方がいいかもしれません。

その他

無類の船橋巧者の9.ギガキングですが、「もう少し距離が欲しいがマイルはこなせる」という陣営コメントが妙に引っ掛かり、唯一船橋で明確に崩れたのが不良馬場のマイル戦ということもあり、ここがどう出るか。外せないけど推しづらいところはあります。無論抑えは必要。

一番わからないのが5.ナニハサテオキで出遅れてライトウォーリアを追い詰めたのは間違いなく強いんですがそれは2100mでの話。それまではマイルで走っていましたが、相手が一気に強化されるここはどうなのか本当にわかりません。抑えは必要になるんでしょうけど、オッズ次第ではこれを外したワイドか保険の馬連程度にするかもしれません。

2.ヒーローコールは2000m→1800m→2100mときていきなり500m縮めてくるローテが不可解で、もうここは来られたら仕方ないと割り切ります。

穴というか条件付きで買い目に加える可能性があるのが3.ブルベアイリーデ。転入初戦の前走は出遅れて押し上げて早めに手が動き最後は脚が止まるというバタバタ劇で、これで見限るのもというのはあります。ディープボンドほど顕著ではないですが500キロ弱くらいの馬体重で好走することが多いので前走515キロから大幅に絞れていれば。

基本はフォーヴィスム単勝とアランバローズとの馬連ワイド。当日のパドックでの気配を見て南関デビュー勢との強弱を付けた馬連を添える形で考えています。

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