右と呼ばれた男です。
今回はGⅡ東海ステークスの考察をしていきます。単独のレースを取り上げるのは久しぶりですね。
このレースは勝ち馬にはフェブラリーSの優先出走権が与えられますが、最近の傾向としてはフェブラリーSを目指す馬は根岸Sに集まりがちで、どちらかといえば今年のダート中距離路線のスタートレースとしての意味合いが強くなっている印象です。
例年はチャンピオンズカップに出走した馬が多いんですが、今年に関してはオーヴェルニュとスマッシングハーツの2頭のみ。どちらかと言えば条件戦やOPを勝ち上がった新興勢や復活を目指す古豪が集まった感じですね。上位に食い込んだ何頭かはこのレースをきっかけに今回出走してないチャンピオンズカップ上位組の強豪たちに割って入っていくんじゃないかなと思ってます。
目次
レース考察、予想の方向性
枠の並びを見たときの感想が「有力馬と目されている馬が割とほしかった枠を取れたんだろうな」というものでした。
プロミストウォリア、ハヤブサナンデクンの順に前に行くかと思いますが、2頭とも揉まれない上に外すぎない枠でここはすんなり出られるはず。
その前後に内枠の有力馬オーヴェルニュ。オーヴェルニュは被されたくない発言ありましたし、前に行きそうですね。その後ろに1番人気想定のハギノアレグリアス。他にもいますがまずこの4頭の隊列がレースを予想する上で重要になると思います。
キーマンは川田騎手でどのあたりで前を交わすかで馬券内の馬が変わってくるというイメージで今回は3連複でそのあたりをフォローする形で今回は馬券を組み立ていきたいと考えています。
狙いたい馬
4.ハギノアレグリアス
馬券内、もしくは軸として考えるなら流石に外しづらいです。
大怪我を負ったこともあり使えるレース数が限られ「1戦1戦が勝負になる」というのは四位調教師も言及されていて、仮にフェブラリーSに出るとしても賞金の上積みは必至。出ないならここメイチまであるわけで、仕上がりに抜かりはないと見るべきかなと。
昨年の充実度からしても6歳にして旬を迎えてる今、絶好調の川田騎手を手配していきなり何の収穫もない凡走というのはイメージできないです。
馬券の組み方はギリギリまで悩みますが、馬券内期待という意味での推奨としてはこの馬が1番手となります。
8.サンライズウルス
この馬に関しては近走の充実ぶりを高く評価しているのと、融通が効く枠ということもあってハギノアレグリアスを見ながら競馬ができるというのがいいですね。
岩田望騎手も重賞で硬くなることもなくなりましたし、陣営の思惑としては最低でも賞金加算のはずなので頭が良い彼ならそのオーダーを意識してなるのではないかなと思ってます。
12.ハヤブサナンデクン
ベストバウトである昨年の三宮Sが同舞台で行われていて、中京1800mがこの馬の力を最大限に発揮できる舞台であることは間違いありません。
その時の2着が先日のポルックスSの勝ち馬ニューモニュメントなんですが、このニューモニュメント相手に1秒差千切る馬というパフォーマンスは相当なもの。
シリウスSは暑さで状態落ち、武蔵野Sは距離不足、ペテルギウスSは右回りとここ3戦の敗戦は言い訳できるものですし、暑さがダメということは冬の方がパフォーマンスが上がると考えられます。
ちょっと外すぎる感じもしなくもないですが揉まれない枠ですし、鞍上の中京の鬼福永騎手の「この舞台ならGⅠで通用する。調教も機嫌よく走っていた」というコメントを信じたいと思います。
馬体重をしっかり絞りたいと陣営もお話していましたのでそこは注意しておきたいですね。
【穴候補】3.ロードレガリス、5.ヴァンヤール
いくら何でもなめられすぎでしょう。
ロードレガリスは脚部不安あっての休み明けですが、地力の高さは申し分なく前走前々走は合わない小回りで上がり最速となり方一つで勝てた内容。内で我慢して馬群を捌けるかですが、末脚自体はスマッシングハーツやクリノドラゴンに劣るとは思いません。
ヴァンヤールは名古屋GPやみやこSの内容からすればこんなに人気しないのは意外でした。確かに頭は考えづらいですが、この人気なら3連複に入れておきたいです。
その他
他ですが、クリノドラゴン、スマッシングハーツの自力は流石に評価してます。前がどこまで粘れるかですが、もし早々に捕らえられたらこのへんが突っ込んできますからね。
馬券としては前述したようにハギノアレグリアスからの3連複で広くフォローしつつ、ハギノからの馬連かサンライズウルスからのワイドをオッズ見比べて中心の馬券にしたいと考えています。
以上です!