
新潟記念全頭調教解説
🐴ブレイディヴェーグ
安田記念4着からの中1週。1週前の8月20日に津村Jが騎乗して5F CWを追い切っているが、動きも反応も良く、いいコンタクトを取れていた。なお、馬場の最内を通っていたので時計はあまり当てには出来ない。最終追い切りは単走だが、鞍上がちょっと手綱を動かして気合をつけると、やはりさすがは能力のある馬だと思えるような良い反応を見せる。ただ、走っている姿は問題ないが、マイルばかりを使ってきたせいか、フォトパドックを見ると何となく以前よりもやや寸が詰まったように見える。
🐴シェイクユアハート
小倉記念はイングランドアイズに0.3秒差の2着。条件クラスを勝ち上がったところからいきなりの重賞挑戦で2着と結果を出しており、今が伸び盛りと言ってもおかしくないだろう。調教タイムを見たところ、これくらいは出せるだろうという感じ。1週前に一杯で追い切りをしているが、末強めに留めた今週の方がタイムが早い。1週前に身体が出来てきて、今週で整ったのか。もともと調教掛けする馬ではなく、小倉記念の時もこんな感じではあった。特段、調教から感じるものはない。
🐴グランドカリナン
ジューンS(東京1800m/OP) 12着からの中10週。何となく新潟は合わないような気もするが、新潟大賞典では7人気4着と全くダメというわけではない。調教は中10週で5本の時計と、少し足りないように思う。
🐴ナムラエイハブ
小倉記念8着からの参戦。中5週だが、本数は7本と調教量はしっかりしている。坂路だけではあるものの、中間に51秒台と早い時計も出しており、この馬なりに順調だろう。ただ、この馬にとって2000mの勝ち鞍はなく、距離は長いと思う。
🐴バレエマスター
関越S(新潟1800m/OP) 3着からの中2週。非常に前掻きは力強く、スムーズに真っ直ぐと進めているが、後脚が広がってガニ股のようになっている。この馬の癖だろうが、推進力が横に逃げてしまうため、これでは上のクラスになると厳しくなる。この馬の勿体ないところで、ここさえ改善できればいいのだが。
🐴クイーンズウォーク
ヴィクトリアマイル2着からの中14週。距離延長になるのは良いだろう。最終追い切りは流すような感じとなっている。1週前の調教では、6F CWで68.7-52.6-36.7-10.9秒とこの馬にとってベストに近い、非常に早い時計が出ている。気になる点として、この馬は2ヶ月半-3か月程度の間隔が空いた時には必ず長め(6-7F)のCW追い切りを2本以上入れてくるのがパターンだが、今回は8月14日に遅いタイムの6F CW追いがあるのみで、長めの調教を行なっていない。外厩先で完全に仕上がったので今回はこの程度にしている可能性もあるが、6着に負けた小倉牝馬Sの時も2本の長め調教を行っていなかった。その時も1週前追い切りでは非常に早い時計を出しており(3Fなら今回よりも早かった)、休み明けが良い中内田先生、小倉巧者の川田Jなどとプラス要素は多々あったが、まさかの掲示板外。今回、1週前追い切りだけならば良く見えるが、全体の調教過程を見てベスト3からは外した。1週前の調教を鵜呑みには出来ないと考えている。
🐴ダノンベルーガ(VTRなし)
有馬記念9着からの中35週。まずは宝塚記念で使う予定で調教を進めていたようで、調教欄には4月頃の内容から載っている。坂路中心でWも行ないつつ、5-6月くらいに詰めて一杯追い切りなどをするも調子が上がって来ず、栗東までは輸送したものの宝塚記念を回避。一旦美浦に帰った後は7月末に函館に入厩して調整を行なった。暑さに弱いために函館に連れてきたのかもしれないが、途中で強めの追い切りもしており、札幌記念を狙っていた(函館記念はハンデが重くなってしまう)のかもしれない。ただ結局は出走せず、美浦に戻るのかと思いきや函館で1週前の追い切りを行っているが、その際に佐々木Jが調教をつけている。その後に新潟入りし、ダートコースにて馬なりで余力残しの調教をしている。レースも出ずに大変だっただろうが、調整が難しい馬なのだろう。常に腰が甘い馬で、もう6歳になるので馬がパンとして来ないかと期待はしているものの、途中経過を見る限りは勝負がかっているとは思えない。
🐴サスツルギ
大阪ハンブルクC(阪神2600m/OP) では6.5秒負けの時計OV。その前はダイヤモンドS 10着、今回は2000mになる。5歳でセン馬になり、あとはもう走るしかない状況。陣営が合う条件を一生懸命探している感じ。1週前の追い切りを見ても、動きがズブい。先週も今週も野中Jが騎乗しているが、強めに攻めているが反応が遅く、外側を走っている併せ馬の方がよく見えるくらい。もう少し時間はかかるか。
🐴ディープモンスター
小倉記念3着からの中5週。頭は高いが、首が硬いために良く走れるのかもしれない。最終追い切りは馬なりで調整。驚くべきは1週前追い切りで、いくらハロー掛け後とはいえ、6F CWで全体80.0秒、ラストが49.4-34.6-10.9秒とG1馬でもなかなか出ないレベルの時計を馬なりで出している。どう扱うか悩ましいが、小倉記念の時も調教は動いており、そのために赤線の上にした経緯もある。メンバーレベルは上がるが、直線が長いのはこの馬にとって良いだろう。
🐴シンリョクカ(VTRなし)
ヴィクトリアマイル6着からの中14週。8月8日から調教を再開して約1ヶ月となるが、この馬が久々の時にいつも行っているパターンで調教されている。1週前の8月20日には3頭併せの調教を行い、強めに負荷をかけているが、これが実質の最終追い切りだろうか。今週の最終追い切りはCWで障害未勝利馬と併せているが、馬なりで感覚を確かめる程度。調教映えする馬ではないのでなかなか調教からは抜粋しにくいが、昨年は「いつも5F追いのCWを6F追いにしており、体質が強化されている可能性がある」「桜花賞以来の3頭併せをしており、本気度が高い」として抜粋していた。昨年は1着だが、54kgでのもの。落馬負傷明けではないし、去年よりローテーションはいいと思うが、このメンバーで、別定戦のため56kgになる点がどうか。順調に来ているとは思う。
🐴コスモフリーゲン
七夕賞 1着からの中6週。今回は58kgと重い斤量となる。最終追い切りは良いが、柴田Jが騎乗した1週前追い切りではゴール板を過ぎても目一杯に追い、ムチも入れるほどの一杯追いをしている。一週前を強めにするのは分かるが、そこまでやるかと驚いた。もしかすると、中間で楽をさせたのかもしれない。1週前に一杯追いを行い、最終は調整程度で流すと言うのは七夕賞と同じパターン。七夕賞では調教ベスト3に挙げたが、今回はタイムも仕上がりも1歩足りないように思う。
🐴シランケド
ヴィクトリアマイル3着からの中14週。前が開かなかったために足が溜まったという見方も出来るが、センセーショナルな内容だった。8月13日に7Fで追い切ったが、非常に良い時計を出している。先週にも7F追いをしているが、ゴール前で気合いをつけただけでラスト51.7-36.4-11.0秒と、まるで覚醒したのではないかというレベルの良い調教だった。コース追いでは今回、自己ベストをマークしている。4か月ぶりの出走で優勝した中山牝馬Sと同じ調教パターンだが、その時よりも1段上の調教内容になっていると思う。
🐴アスクドゥポルテ
関越S(新潟1800m/OP)では13人気だったが、0.4秒差の4着と健闘した。ハービンジャー産駒は新潟2000mで一番成績の良い血統という怖さはあるが、前走はハンデ戦で斤量54kgでのもの。今回は57kgに増える上、メンバーレベルも2-3段階上がる。とはいえ、中2週だからと言って緩めることなく、坂路のみではあるが実に8本もの調教をこなしているのは、馬の調子がいい証拠だろう。こんなにするかというほどに中2週で詰め込んでおり、少し怖い存在。
🐴アスクカムオンモア
前走の府中S(東京2000m/3勝)を1:57.7と非常に優秀な時計で優勝し、そこから中16週。調教内容は、藤原厩舎の久々にしてはよく動いていると思う。藤原厩舎は、(特に短距離では)よく本番を想定して芝コースを仕上げに用いる。この馬の場合はこれまで芝で追い切ったことはないが、今回も芝での追い切りはない。どうしても藤原厩舎なので今回は叩きではないかと思ってしまう。この馬自身としては、調教本数は9本としっかり出来ているし、前走と変わらない動き、調教内容で来ている。
🐴エネルジコ
青葉賞1着からの中17週とかなり空いているが、調教は全く文句のつけようがない程に良い。ルメールJは乗っていないが、1週前追い切りでは障害馬のOP馬を相手に伴Jが騎乗し、推進力も余裕もある、良い調教だった。体も恐らくは出来ている印象。輸送があり、暑い新潟開催ということもあってか、今週は併せ馬で調整程度。体勢は一応整ったか。
🐴ヴェローチェエラ(VTRなし)
函館記念優勝馬。札幌記念5着からの中1週。8月27日に函館の芝コースにて、3Fと短いが強めの調教を1本行っている。函館から新潟への輸送があるので、調整程度で済ませたのだろう。ただ、中1週でもしっかりと函館で一杯追い切りをしてから輸送しているというのは、あまり馬が傷んでいない証拠かと思う。新潟に行って調教するよりは、少しでも涼しい函館に滞在出来たのはいいだろう。サマー2000シリーズを何とか取りたいと思っての出走だろう。
🐴リフレーミング
関屋記念17着ではあったが、ここは完全に新潟を経験させること、調子を取り戻させるための出走だっただろうと思う。最終追い切りでは、どうやら鞍上はモンキー乗りではない様子(お尻は浮かせているだろうが)だが、それでも50.8秒や51秒台で走れており、だいぶ調子が戻ってきたように思う。脚の怪我が回復してからも、最近まではプールばかり、馬なりばかりと負荷をかけた調教が出来ていなかったが、ここにきてやっと一杯追い切りや末強めの調教が出来るようになっているのは、脚元がしっかりと回復した証拠だろう。今回好走するかというのは何とも分からないが、1回思い切り走らせて叩き、この馬が得意にしている福島記念(11月ではあるが)あたりを目標にしているのではないかとも思っている。
【調教ベスト3】
エネルジコ
シランケド
ディープモンスター
※8月31日YouTubeメンバーシップ当日検討会です!
10時30分より是非遊びにきて下さい。
それでは良い週末を(^^)/~~~
2024.8.30 post by もなもな