血統調査員のYRAです。
「血統表は競走馬の設計図!」ということで。
今週は春のスプリント王決定戦、高松宮記念が開催されます。
予想一番人気は快速馬レシステンシアです。
想定では2倍を切るオッズが出ているほどの人気となっております。
ここまで昨年の本レース2着を始め、セントウルS(G2)1着、スプリンターズS(G1)2着、香港スプリント(香港G1)2着とスプリント戦線においても堅実な走りを披露してくれていますので、人気が集中するのも無理はないですね。
となればもちろんこのレースでは阪神JF以来の戴冠が期待されるわけで、それが実現される可能性もかなり高いように思います。
ですが、その前に下の表をご覧ください。
レシステンシアの父ダイワメジャーの産駒で、これまでJRAのG1を勝った馬は7頭。
その7頭のうち6頭が2~3歳戦によるもの。
古馬になってG1を勝ったのはコパノリチャードただ1頭のみなのです。
※ダイワメジャーについてこちらも合わせてお読みください。
しかもそのコパノリチャードも4歳時でのもの。
つまり、5歳以上で戴冠を果たした馬は1頭もいないということになります。
これは早期に完成するダイワメジャーの傾向を如実に表しています。
5歳になったレシステンシアにとってはかなり厳しい傾向と言えるのではないでしょうか。
※尚、わしはレシステンシアのことが大好きです。
この厳しいデータを跳ね返して2歳女王以来の戴冠を期待しています。
頑張れレシステンシア!
2022.3.24 post