血統調査員のYRAです。
「血統表は競走馬の設計図!」ということで。
血統のお勉強のお時間です!
以前、血統の入り口記事を執筆しました↓
今回は
競馬の2歳戦で強い血統
について勉強していきましょう。
2歳戦というのは6月から12月まで行われます。
年が明けたら3歳戦となりますので、わずか6ヶ月しか行われません。
ということは
「デビューして最初の6ヶ月で結果を出せる血統が2歳戦に強い血統」
と言うことになります。
それではまずは2歳種牡馬ランキングを見てみましょう!
目次
2歳種牡馬ランキング
(2歳種牡馬ランクは2歳リーディングサイアーって言い方もされたりします。こっちの方が血統通ぽく聞こえるけん、カッコつけたい人は是非覚えよう!笑)
↑2016~2020年の過去5年のランキングです↑
一覧で見てもピンとこないので過去5年をまとめた独自のランキング表を作ることにしました。
今回は、順位の上位から順に点数をつけていき、集計した点数でまとめました。
ディープインパクトが圧倒的ですね。
次点はダイワメジャーで、3位はロードカナロアとハーツクライが分け合っています。
(但しロードカナロアはまだ種牡馬歴4年。そういう意味ではロードカナロアの方が有利かも?!)
ちなみに今年の2歳種牡馬ランクがどうなっているかも見ておきましょう。
(2021年10月3日終了時点。参考までに)
まだ始まって半分程しか経過していませんが、2年目のドゥラメンテが昨年に引き続き好調なことがわかります。
3年目のエピファネイアも好調ぶりが目を引きますね。
そして、今年の新種牡馬であるドレフォン、シルバーステートも良いスタートを切ることができていると言えるでしょう。
【2歳戦に強い種牡馬】
・ディープインパクト・ダイワメジャー
・ロードカナロア
・ハーツクライ
・まだ種牡馬歴が浅いものの、今後可能性が高い種牡馬。
・ドゥラメンテ(2年目)
・エピファネイア(3年目)
・キズナ(3年目)
・ドレフォン(初年度)
・シルバーステート(初年度)
それでは最後は重賞に強い種牡馬について考察していきましょう!
↓こちらが過去5年の2歳重賞の3着以内種牡馬一覧表です↓
こちらも一覧だとピンとこないので独自のランキングを作ってみます。
重賞で1着は3点、2着は2点、3着は1点として、G1は1着5点、2着4点、3着3点としました。
やはりディープインパクトが圧倒的です。
次点はこちらも先ほどに引き続きダイワメジャー。
3位はハーツクライですが、2020年と2018年は入着0。
コンスタントに毎年活躍馬を出すというよりは活躍馬を出した時に固め打ちすると覚えておきましょう。
4位ロードカナロアは稼働4年でこの成績は立派ですが、デビューしたての2年からここ2年急落しているのは気になる点です。
5位クロフネは昨年のソダシが引っ張っていますね。
6位キンシャサノキセキは、ここ2年入着が0なので下降気味と言えるでしょう。
7位ジャスタウェイも父のハーツクライに似た傾向と言えそう。
8位のスクリーンヒーローと10位のルーラーシップは、毎年コンスタントに入着馬や勝ち馬を出しているので2歳重賞に強い種牡馬と言っても良さそうです。
【2歳重賞で狙える種牡馬】
・ディープインパクト
・ダイワメジャー
・スクリーンヒーロー
・ルーラーシップ
経歴が浅い種牡馬からも可能性が高い以下の馬を取り上げておきます。
・キズナ(3年目)
・ミッキーアイル(2年目)
・ドレフォン(初年度)
以上、今回は2歳戦に強い種牡馬についてでした!
最後まで読んで頂きありがとうございました。
それでは、また(^^ゞ
2021.10.7 YRA