血統調査員のＹＲＡです。
「血統表は競走馬の設計図！」ということで。
今週は来春の飛躍を期する2歳馬たちの戦い、デイリー杯2歳Sが開催されます。
以前2歳戦の血統についての記事を書いていますので良かったら合わせて読んでみて下さい↓
それでは全頭血統考察スタート！
1枠1番ソネットフレーズ
父エピファネイア ルメール
スーパー良血で世代ナンバーワンの可愛さを誇る。
デビュー戦も期待通りの走りを見せてくれた。
鞍上のルメールさんは自身が乗る強い馬をいつも高級車に例える癖がある。
デビュー戦のパフォーマンスから何かしら言ってくれるかと期待したのだが、見事スルー。
なぜなんだ、ルメール・・・。
今回は初めて男たちに混ざってのレース。
男なら女の子に優しくするのが当たり前よね、ね？
2枠2番スタニングローズ
父キングカメハメハ 吉田隼
母母ローズバドはフィリーズレビュー（Ｇ2・芝1400ｍ）勝ち馬でオークスと秋華賞で2着。
3代母ロゼカラーはデイリー杯3歳Ｓ（Ｇ２・芝1400ｍ）勝ち馬で秋華賞3着。
いわゆる「華麗なるバラ一族」だ。
父キングカメハメハ×母父クロフネなのでハヤヤッコ（レパードＳ（Ｇ３））に代表されるようにパワーに富む。
さすがに本馬の牝系からダートが良いよとまでは言わないが、馬場は渋った方が良いタイプだろう。
全姉バンゴール（オープン馬）を参考にすると距離は1600～1800ｍあたりかなという感じはする。
前走サウジアラビアRCでは最速の上がりで、コンマ1秒差の3着。
牝馬ながら牡馬に混じって頑張る姿にもちろん応援したくなる気持ちをくすぐられるが、ハッキリと言います。
「ソネットフレーズの方が可愛い」
3枠3番ドグマ
父キタサンブラック 武豊
母母ニュースヴァリューはオープン馬。
父キタサンブラックはこの世代が初年度産駒。
父父ブラックタイドがディープインパクトの全兄で、母父にはスピード馬サクラバクシンオーを持つという血統構成。
種牡馬としては相手次第で様々な産駒を輩出しそう。
母母ニュースヴァリューが様々な距離で勝ち鞍を残していることも適性判断を悩ます一因でなんとも言いがたいというのが本音。
とりあえずは母がRoberto系なので、スタミナ色を引き出していそうということにしておきたい。
まぁ何にせよ前走ルメールを背に挑戦したオープン戦で4着。
ここは厳しいよね。うん、そうに違いない。
4枠4番ウナギノボリ
父ドレフォン 和田竜
母ノンキは現役時2勝。
3代母Sharayaはヴェルメイユ賞（フランスG1・芝2400ｍ）勝ち馬。
半兄（父タートルボウル）にオープン馬ビックリシタナモーがいる。
父ドレフォンはこの世代が種牡馬として初年度産駒となる。
自身はアメリカのダートスプリントチャンピオンだったが、産駒には芝馬も出している。
同じStorm Cat系ならヨハネスブルグのイメージが近いか。
早速札幌2歳Ｓで重賞馬を輩出したことで、仕上がりの早い種牡馬としてのイメージが浮かぶ。
前走サウジアラビアRC時には「本馬は母系にNijinskyなのでデビュー戦（1400ｍ）から距離が延びる点は問題なさそうに思える。」と述べたように重賞初挑戦で4着とまずまず。
一気のうなぎのぼりとは行かなかったが、今後も相手なりに頑張れそうな馬だ。
今回もまだうなぎのぼりしなくて良いよ、次のレースで頑張って！
5枠5番カワキタレブリー
父ドレフォン 松山
父ドレフォンは種牡馬として本馬の世代が初年度となる。
初年度産駒から重賞馬ジオクリフ（札幌2歳S（G3））を輩出し、上々のスタートを切った。
母父ディープインパクトとの交配では既に2頭勝ち上がりが出ている。
ドレフォンはStorm Catの系統となる。ディープインパクト×Storm Catはキズナを始め多くのG1馬を輩出した黄金配合。
ということで、この組み合わせはその黄金配合の父と母父を逆にした形となるので相性は良いのではないかと推察している。
北海道でデビューし、そこから安定した成績を残しているが、前走阪神ではパフォーマンスを落とした。
やはり洋芝の方が合うのかもしれない。ここは大人しくしてくれるよね？
6枠6番セリフォス
父ダイワメジャー 藤岡佑
↓本馬は血統注目馬としてデビュー前に下記の通り考察しました↓
『母シーフロントはフランス産馬で現役時、２３戦５勝（オープン馬）。
現役引退後、日本に輸入されて繁殖牝馬となった。
繁殖として本馬が２頭目。１つ上の半兄（父オルフェーヴル）は勝ち上がっている。
血統背景は父Le Havre（～Blushing Groom～Red God～ナスルーラ系）と母父Freedom Cry（～Nureyev～ノーザンダンサー系）の組み合わせ。
父ダイワメジャーに母系Blushing Groomを持つ馬の組み合わせは、コパノリチャード（高松宮記念）、メジャーエンブレム（阪神JF、ＮＨＫマイルＣ）といったＧ１馬を始め、活躍馬を多く輩出している相性の良い配合。
半兄は中距離で走っているが、本馬は父がダイワメジャーに変わったことで距離適性は短めに出ていそう。
２～３歳戦に強い父の産駒だけに本馬も初戦から期待したい。』
↑期待通りデビュー戦を勝つと初重賞挑戦となった新潟2歳Sでも連勝。
活躍してくれるのはもちろん嬉しい（が、前走賞金加算したんじゃけんここは出てくる必要なかったじゃろ。ここは遠慮して欲しい。）
7枠7番プルパレイ
父イスラボニータ Mデムーロ
母マイジェンはアメリカ重賞勝ち馬。
現役引退後、日本に輸入され繁殖牝馬となっている。
父イスラボニータはフジキセキ－サンデーのラインで皐月賞（芝2000ｍ）を制していながら、成長と共に適性距離は短縮していった。
産駒にも豊富なスピードを伝えそうで、ここまで見る限りはその予測の通りになっている。
デビュー以来、マイルを使われてきており前走は連勝で1勝クラスをクリア。
東京マイルで逃げてどこまでやれるか楽しみだ。
いや、やっぱり楽しみじゃない。うっかり逃げ切るとか誰も望んでないけん。
それは次走以降でやってくれ。
ということで出走馬全7頭の血統考察でした。
まだ戦歴が浅い2歳馬の戦いは、少頭数と言っても悩みますよね・・・。
いや～悩む、悩むでこれは！
なので気になる本命◎は当日発表とします（笑）
2021.11.11 post
【本命確定】
いよいよ当日・・・。
そろそろ本命を決めねばならない。
競馬を始めて間もない方なら
「7頭立て？そんなの簡単でしょ？」
と思うかもしれない。
しかしその7頭で悩むのが競馬なのだ。
そろそろ本命を決めなければならない。
おい、カワキタレブリー。
君は北海道が好きだろ？
わしも君は北海道が似合うと思うぞ。
ここは大人しくしておこう。
おい、ウナギノボリ。
前走の初重賞は惜しかったな。
その経験を活かして今度こそと思うよな。
でも秋の土用の丑の日はもう終わったぞ。
大人しくしていような。
おい、ドグマ。
天才武豊が乗ってくれて嬉しいだろ？
でもこうは考えられないか？
ルメールに捨てられた。
大人しくしておこうな。
おい、スタニングローズ。
牝馬なのによく頑張っているな。
前走も重賞で3着だもんな。すごいよ。
でもお前より可愛い子がいることを忘れるなよ。
大人しくしておいてくれ。
おい、プルパレイ。
連勝中らしいな。すごいじゃん。
でもお前それをみんなに自慢してたらしいな？
だから今回大外に入れられたんだぞ。
大人しくしておいた方が良いぞ。
おい、セリフォス。
おい、セリフォス。
おい、セリフォス。
おい、セリフォス。
大人しくしとけよ、約束やぞ。
ということで
◎ソネットフレーズ
となりました。
あらゆる角度から予想して導いた結果です(^_-)
本レースについてはツイキャスでも触れました
https://twitcasting.tv/c:yra_uma/movie/709235863
↑聞いてみて下さいね↑
よろしくです。
2021.11.13 post
