右と呼ばれた男

【特別編】馬券の買い方について

右と呼ばれた男です。

今回は競馬予想ではなく私が実際にどんな馬券を買っているのかや、予算に合わせた馬券の組み方、資金配分などについてお話していこうと思います。

というのも、ここ1年くらいTwitterの予想家や競馬YouTuberの方々の的中報告を見ると「3連単的中!」の買い目が100通り以上のフォーメーションだったり、「帯獲りました!」というのが単勝5倍に20万円突っ込んでるものだったりと、「これ普通の人絶対買えない買い方だよな」と思うことが多いんですよ。

それを生業とされてる方々なのでアピールしなきゃいけないというのはわかるんですが、そういう潤沢な資金で馬券買ってる人に「こういう買い方じゃないと競馬は勝てません!」みたいなこと上から目線で言われても正直「うっせえわ」って話でじゃないですか。

実際◎○▲に△5頭みたいな感じの馬券ってそれだけ点数が多くなるわけで、その時点で既に予算オーバーの人も多ければ、そんなに散らすと当たっても回収はしれてる場合が多いです。高額賭けてる人は強弱付けたり均等化させたりしてるから回収できてるんでしょうけど、1点100円だとかなり厳しいと思います。

と、まあ昨今の競馬インフルエンサーみたいな人たちと一般の馬券ファンの乖離が著しいというか、一般ファンが置き去りにされてる気がするので、競馬初心者を意識した情報提供を主軸に置くYRA競馬アカデミーの一員としてもう少し手軽に楽しめて継続的に競馬を続けられる馬券の買い方を記事にしてみました。

予算ごとに分けた買い目の作り方を意識してありますので何かしらの役には立つものとなっていると思います。

少額で馬券を組む時に意識すること

1.買う馬を絞る

当たり前の話なんですけど、散らせば散らすほど1点に入れられる金額が減ります

例えば3連複5頭BOXで10点、6頭BOXで20点ですが、馬連6頭BOXで15点。予算1000〜2000円の場合1点100円でしか買えません。これで例えば30倍の3連複が当たったとして、30倍を当てる難易度って結構高いと思うんですが、(少なくとも1〜3なんかでは決まってない)1000円しか利益がないのってめっちゃもったいないと思うんですよ。

たしか3連複の万馬券率って35%ほどで、仮に的中率30%だとすると単純計算で万馬券的中率は10回に1回。20点で30%がそもそも難しいですし、2000円×10R=20000円でそれ以上の回収を継続的に狙うのは些か現実的ではないのではないでしょうか。

となると残る選択肢は点数を絞って選んだ買い目に資金を集中する買い方。私の場合は重賞以外は◎○か◎○▲の3頭で馬券を組んでいます。集中している分的中時の払い戻しもそこそこ大きいですし、絞る買うレース、買う馬の選択にシビアになれるのもいいですね。

2.的中時の回収額を意識する

私の場合◎○の場合は◎の単勝○との馬連(たまに馬単)ワイド◎○▲だと◎の単勝と○▲とのワイドを主に買っているのですが、ここで意識するのが金額の割り振りと的中時の払戻額と回収率です。

配当妙味や自信度で配分を調整し、完璧的中時と何か一つが引っかかった時にどの程度回収があるかを把握しておくことは重要で、その上で「最低このくらいの回収はほしい」という自分の中でのアンダーラインを決めておくと良いと思います。

私は単勝やワイド1点勝負で自信があれば買いますが、1.5倍とかならもうそのレースは回避でいいかなとなります。個人的にこの買い方を気に入っているのはこれがオッズ投票でパッとみただけでわかるところですね。上も下も決まってるからやるかやらないかも判断しやすい。少額で予算が決まってる場合その分の予算を別のレースに使うこともできますしね。

余談ですが、三連系のフォーメーションは上の配当を見て判断を曇らせる視覚のトリックがあると思ってます。

少額での馬券の買い方の例

※私が実際に馬券を買う際◎は狙い定めたそこそこのオッズ(5〜10倍が多い)がある馬、○に人気サイドの馬券内確率が高そうな馬、▲は好走が期待できる穴馬もしくは人気サイドだけど割と甘めのオッズになってる馬を選んでいます。

予算1500円くらい

◎○

単勝700円、ワイド600円、馬連200円

◎○▲

単勝500円、○とのワイド500円、馬連100円、▲とのワイド400円

このくらいの配分をベースにオッズによって微調整しています。例えば単勝7倍、馬連10倍、ワイド4.5倍なら単勝6300円、馬連2000円、ワイド2700円でフル的中で10000円の回収。このくらいのオッズなら馬連やめてワイドに回してもいいかもしれません。

本命は勝つと考えたから本命なわけで、3着なら多少プラスになってれば十分で、逆に言えばそこまで自信がないなら買わない方がいいという考えです。また、◎が売れすぎて単勝のオッズ妙味が薄れたら馬単、馬連に切り替えたり、オッズを見ながらアレンジしたり、思い切って買うのをやめるのもひとつの手。

予算3000円〜5000円

このくらいあると少し余裕ができるので、相手を増やしたり、自信のある買い目の配分を増やしたり、3連複に伸ばしてみるという選択肢も出てきます。

3連複だと◎-○▲-○▲+数頭もしくは◎○-◎○▲-の形にするかその辺はケースバイケースですが、考え方としてワイドの延長線上に3連複があると捉えていただけたらと思います。資金を増やすことで◎が3着でも○▲決着でも回収があってラッキーだったという感じで。この買い方だと暇の頭数次第ですが10点前後で済みますし。

1レースに5000円って一般的な感覚としてそこそこ大きい金額ですし、ガミっても回収はあった方がいいというか回収0は先々きつくなると思うので、この場合も3連複以外での回収がどのくらいになるか計算して3連複に配分する金額を決めるのが無難かなと思います。

最後に

他にも3000円くらい予算があればワイド2〜3点とかもありなんですが、いずれの買い方にしても的中時回収率300〜400%くらいを意識するといいと思います。

400%なら4回に1回当てればチャラ。的中率25%でチャラなら、30%になれば自ずとプラスになるわけです。少額で競馬をするならそうして少しずつ的中率を高めていく方がいいのではないでしょうか。

正直競馬って資金多い人の方が圧倒的に有利なんで、どれだけ外しても一発回収できる人たちのこうあるべき論をいちいち真に受けていても仕方ないですしね。

長々となりましたが、少額で継続的に続けられる馬券という観点から色々とお話させていただきました。馬券の組み立てに悩んでいる、買い方がよくわからないという方に少しでも参考になれば幸いです。

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