血統調査員のYRAです。
「血統表は競走馬の設計図!」ということで。
今回は本日(1月30日)引退式が執り行われたラヴズオンリーユーの初仔(予定)の血統考察を行います。
まだ本当にエピファネイアがつけられるのかすら確定していない馬の考察です(笑)
どうぞ妄想しながら読んでください!
それでは世界一早いラヴズオンリーユーの2023・・・いや、
『ラヴズエピフーユー』
の血統考察をどうぞ(^^♪
エピモンドアイの父エピファネイアは現役時、14戦6勝。
主な勝鞍はジャパンカップ(G1)と菊花賞(G1)。
名牝シーザリオの息子で兄弟にはサートゥルナーリア、リオンディーズがいる。
血統背景は父シンボリクリスエス(ターントゥ系)×母シーザリオ(サンデーサイレンス系)の組み合わせ。
父シンボリクリスエスの代表産駒にして後継種牡馬として期待されている。
2021年種牡馬ランクは第6位。
エピファネイアについての詳細はこちらをご覧下さい。
母ラヴズオンリーユーは現役時16戦8勝。
主な勝ち鞍はオークス(日本G1)、クイーンエリザベスⅡ世C(香港G1)、BCフィリー&メアターフ(アメリカG1)、香港C(香港G1)
繁殖として本馬が初仔。当然期待値は高い。
血統背景は父ディープインパクト(サンデーサイレンス系)と母父Storm Cat(~Storm Bird~ノーザンダンサー系)の組み合わせ。
3代母MiesqueはマイルG1を勝ちまくった名牝。
母としてもKingmambo(キンカメ等の父)らを出した名繁殖。
ディープインパクト×Storm Catの配合は、キズナを始め、多くのG1馬を輩出した黄金配合である。
父エピファネイアの配合を考える場合、サンデーサイレンスが4代前なのでサンデーを持っていながらサンデー系牝馬との配合が可能。
日本種牡馬2大巨頭であるディープインパクト系ともキングカメハメハ系とも交配が可能なことが最大のセールスポイントである。
今回は母父ディープインパクトとの交配パターン。
この配合からはAJCC(G2)勝ち馬で菊花賞2着のアリストテレスや、ホープフルSと菊花賞でそれぞれ2着のオーソクレース、同じく菊花賞3着のディヴァインラヴが出ている。
このようにエピファネイア×ディープインパクトは菊花賞での好走が目立つ。
父・母父ともに菊花賞を制した配合ということで、距離が延びることで他馬よりもアドバンテージが生まれやすいということになる。
また、この母父ディープとの配合ではSadler’s Wellsのクロスで成功確率が高まる。
上述した3頭のうち、アリストテレスとオーソクレースは母方にSadler’s Wellsのクロスを持つ。
本馬は母方にNureyevの血を持つ。NureyevはSadler’s Wellsと3/4同血の間柄なのでニアリークロスということになる。
以上考察してきたように本馬は、母がディープの黄金配合馬で、そこへタフなエピファネイアをつけるという血統構成になっています。
母が中距離戦線で活躍していたこともあり、本馬は距離不安の無い競争生活を送ることになりそうです。
母同様、クラシックで活躍した後は海外でタフに走っている姿が今から目に浮かぶようですね。
尚、念のために言いますが、まだ現時点でエピファネイアが最終候補というだけで種付け相手として正式決定しているわけではありません(笑)
そして実現したとしても本馬のデビューは早くて2025年予定。
妄想しながら「その時」を待ちましょう!
最後まで読んで頂きありがとうございました。
2022.1.30 YRA