& YRA

特別企画『たつき&YRA』

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血統調査員のYRAです。
「血統表は競走馬の設計図!」ということで。

今回は特別企画の第6弾!「たつき & YRA」
地方競馬の帝王、たつきさんに競馬との出会いから地方競馬に辿り着いた理由~有料販売に至った経緯、さらには今後の夢までたっぷりとお話を伺ってきました。
是非お読み下さい!

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競馬との出会いについて

YRA たつきさん、今日はお忙しい中、ありがとうございます。

たつき いえいえ、こちらこそありがとうございます。

YRA たつきさんとはいつもキャスやTwitterなどを通じて仲良くさせてもらっとるんやけど、真面目な話しを伺ったことはなくて(笑)
今日はとても楽しみにしてました。
早速なんですけど、まずはたつきさんと競馬の出会いから教えて下さい。

たつき 競馬との最初の出会いは20歳になってすぐ、親子喧嘩がきっかけでした(笑)

YRA 親子喧嘩がきっかけとは意外(笑)

たつき むしゃくしゃして家から飛び出し、なんとなく入ったコンビニで競馬新聞を見て‥‥『ちょっとやってみようかな』と。
小さい頃に【みどりのマキバオー】や【風のシルフィード】を読んでいた為、競馬に興味はあったんです。

YRA どちらも名作じゃね。

たつき はい。そして何も知らないまま自分で調べてウインズ立川へ(笑)

YRA 勢いのままウインズに足を運んだんじゃね(笑)

たつき 当時競技としてやっていたサッカーを辞め、勝負に飢えていたタイミングだったので、ハマっていくには十分すぎるタイミングでした。

競馬で勝てるようになったきっかけ

YRA 競馬をやり始めていきなり最初から勝てたんです?

たつき 全然。
最初のころは新聞の印を信じ、人気馬が強いんだと思い込み‥‥‥当然そんなの勝てるわけないですよね(苦笑)

YRA たつきさんでも最初は壁にぶつかったんやね。

たつき はい。
それで、僕が競馬を始めた10数年前って今みたいに「Twitterやインターネットで簡単に情報が手に入る」なんてことはなく、基本的には自分で勉強するしかなかった。
そんな中初めて行った競馬場が大井競馬場で‥‥‥そこで当時 場立ち(※競馬場で公認を受けたプロ)で予想をしていた【吉冨隆安さん】という方がいらっしゃり、彼の話を聞いて、競馬で勝つためには?と本当の意味で必死に考えるようになりました。

YRA 運命の出会いですね!?

たつき そのときの彼の言葉は今でも胸に残っていて‥‥
「人気は新聞や各媒体が作り出したまやかし」
「自分の予想が人気と違うときほど勝負。」
人と違わなきゃいけない】と競馬を初めて数ヶ月で気づけたのは本当に運が良かったと思います。

YRA 確かに、最初は勉強すればするほど、大方の人と同じような予想に落ち着いていきがちやもんね・・・。

たつき そこからはもう毎週試行錯誤です!
「勝てるようになったのか?」は今でもわかりませんが、他の方が耳を傾けてくれるような取り組み、すなわち人とは違う思考はできているのかなと思います。
そしてその『人とは違うことこそが勝つために必要』だと信じています。

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なぜ地方競馬なのか?

YRA 試行錯誤が上手くいっているからこそ、多くの方がたつきさんの予想を知りたいと思うようになったんやと思います。
ところで競馬は大きく分けて「中央競馬」と「地方競馬」があるわけやけど、たつきさんが「地方競馬」を主戦場に選んだ理由はなんですか?

たつき やはり先ほどお話しした、吉冨隆安さんとの出会いが大きかったです。
両親には申し訳ないですが、大学の授業もソコソコに彼の元に通い続けました。

YRA 大学生だったんじゃね。

たつき はい。土日はバイト尽くめにして資金を稼ぐ、平日は大井競馬場へ
そんな生活をしていたので自然と地方競馬がメインになっていきました。

YRA なるほど。

たつき そして予想業を初めて少し経ち、気づいてみたら南関競馬に詳しいことが強みになることに気づいて‥‥

YRA 「あれ?俺、南関競馬にめっちゃ人より詳しいやん?」みたいなね!

たつき なのでなぜと言われたら
たまたま突き詰めていた南関競馬が、たまたま強みになるタイミングだったから』ですかね(笑)

YRA それは凄く共感です。
わしも夢中で血統のことをやっていたらいつの間にか人より少しだけ詳しくなっとったけん(笑)

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地方の帝王、たつきの予想ファクター

YRA それではここからはたつきさんの予想ファクターについて伺っていきたいと思います。
えっと、しばらく『南関インサイダー』という予想を出してましたよね?

たつき はい、前まで【南関インサイダー】という理論名を謳っていました。
ただこれは諸事情でボツになりました(笑)
いやまぁインサイダーはだめよねと。

YRA 名前的に誤解を生むこともありそうじゃもんね(笑)

たつき ただやっていることは変わりません。
鞍上配置」、「厩舎との関係性」という部分から表には出てこない『勝負気配』を読み解く。あくまでもそれを主軸として「弾き出した勝負馬を追い切り、陣営コメント等で確認を取る」という作業をやっています。

YRA 鞍上配置、追い切り、コメント・・・。

たつき わかりやすく例をひとつあげると‥‥
南関でリーディングを獲得している森ジョッキーがいます。
その森ジョッキーが主戦として乗っていた馬にいきなり減量ジョッキーを乗せてきたと。そして森ジョッキーは乗れるのに乗っていない。
そうなると考えられるのは、、、

①減量ジョッキーを使って一発勝負を仕掛けてくる。
②調子が落ちていて勝てる見込みがないので新人ジョッキーの経験用に使う。

この2パターンを想像するわけです。
そこで初めて「追い切りは?陣営コメントは?」と確認していきます。

YRA なるほど。順を追ってポイントを確認していくわけやね。

たつき 予想ファクターというと格好良いかもしれませんが、平日に毎晩やる作業ですね(笑)
もちろん今お話したのは1番わかりやすいパターンで、本来はもっと膨大な勝負パターンから当てはまる馬を弾き出します。

YRA 今教えてくれたようなパターンを始め、色々な勝負予想を出せるパターンが何種類も存在するわけですね。

予想販売を始めた理由

YRA その予想が多くの方からの支持を集め、ついにTwitterのフォロワーも1万人(2021年末)を超えました!
多くの方への影響力がある中で、予想販売も行われていますがそれについて教えて下さい。

たつき やはり自分が影響力を持ち始めると「どこまで必要とされるのか、お金を払ってでもみたいと思って頂けるのか。」という部分はありましたし、先に活躍されていた予想家さんへの憧れもありました。

YRA 結果を出して活躍している予想家さんってカッコ良いもんね!

たつき お金が欲しくなかったなんてキレイごとは言えないですが、お金以外の部分も大きかったかなと。

YRA というと?

たつき 自分自身の存在証明というか(笑)
予想家なんて基本的には自己顕示欲の塊だと思うんです。

YRA 見てもらいたいという欲求はあるよね。

たつき 自分の考えを世に発信しているわけですから、正しいと思っていなければできない。
そうゆう意味では有料でも見たいと思ってくれる方がいる。
そういったものを提供できているという、自信というか…達成感みたいなものは喜びとしてあります。

YRA なるほど。
そんな中で、無料で発信していた頃と比べて変わったところって何かある?

たつき 当然ですが、有料予想に否定的な意見を持っている方もいるわけで、そういった方からの厳しい目だったり時にはコメント等を頂いたり。
その部分は1番変わったかなと思います。

YRA 無料でも何かを発信していると否定的な意見って来ますからね・・・。
有料となると、よりそういう意見も増えるんじゃろうね。
嫌な思いをすることもあったんじゃないですか?

たつき 否定的な意見を頂戴すること自体は真摯に受け止めるのですが、中には予想とまったく関係ない所での否定もあったりで・・・。
それは少し悲しくなるときもあります(笑)

YRA せめて予想のところで言ってくれよと(苦笑)

たつき ただメンタルが化け物じゃないとできないことだと思っているので、あまり気にしないようにしています。
有料に対しては個人的な思いとして、
【有料で出すならプロフェッショナルに徹するべき】ということを常に考えています。

今後の目標や夢について

YRA たつきさんが覚悟を持って予想に取り組んでいるということがよくわかるお話でした。
今は誰でも発信できる時代で予想する人も増えていますが、そのことについてはどうですか?

たつき いま予想業界は変わるタイミングに来ているのかなと感じています。
少なくとも自分は変わろうと。

YRA 「変わる」というのはどのように?

たつき それはエンドユーザーからお金を頂くのではなく、僕を必要としてくれる企業や媒体からお金を頂いて予想を提供する形。
それを実現したいと思っていますし、少しずつですがお仕事も頂けています。

YRA 確かにYou Tubeなど、いろいろな媒体でたつきさんを目にすることが増えてます!
やはり最終的には競馬関連の仕事を本業にすることが目標ってことになるんですかね?

たつき もちろんそれができれば最高だとは思いますが、あくまでも家庭があり、子供がいる身です。
そこを犠牲にしない範囲でのチャレンジを続けていければ1番良いのかなと考えています。

YRA 傍から見ていると活躍する場がどんどん広がっていっているので、確実に目標に近づいていると感じる。

たつき あとは、やはり最後は公式に近いようなメディアで予想を出してみたいというのが今の1番の夢ですかね。

YRA やはりそれは発信する者にとって1番の夢よね!

たつき はい、そのためにはもっと見たいと思って頂ける予想をしていかなければと思っています。

YRA 応援してます!
それでは最後にこの記事を読んでくれた読者の方へ一言お願いします。

たつき 予想家は見て頂いて、読んで頂いているからこそ予想家でいられます。
なので皆さんあっての予想家という部分は常に意識しています。
これからいろいろな媒体、配信サービス等でお会いすることもあると思いますが、気軽に声をかけて頂けたら嬉しいです!
根本は皆さんと同じ競馬が好きで好きでたまらない人間ですから(๑˙❥˙๑)

YRA たつきさんの夢の実現をみんなで応援しています(๑˙Y˙๑)
本日はお忙しい中、本当にありがとうございました!

(文中敬称略、了)

ということで今回は地方競馬の帝王・たつきさんでした。
普段ツイキャスなどに遊びに来てくれてみんなを盛り上げてくれる存在なのですが、その一方でTwitter、noteを通して伝わってくる競馬予想は真剣そのもの。
そんな人間的にも魅力が深いたつきさんを是非一度、インタビューしたいと以前より思っていました。
話を伺ってみると、こちらが思っているよりも遥かに真面目に予想に取り組んでいたことは、本稿を読んで頂いた通りです。
遠くにある目標、夢の為に踏み出した新たな一歩は、時に心無い言葉に押しつぶされそうになったこともあったのではないかと推察します。
それでも【プロフェッショナルに徹するべき】という覚悟を持って取り組む姿勢には尊敬を覚えますし、普段仲良くさせて頂いているたつきさんとこれは本当に同一人物なのか?と何度もインタビュー中に疑ってしまったほどです(笑)
しかしながら、だからこそ、いわゆる世に溢れている多くの「予想家」と一線を画す存在であるのだとわしは思います。
「予想を発信している人間」が色々な媒体で気軽に競馬内外でみんなと交友を持つことは意外と少ないというのは、これをお読みになっている多くの皆様の知るところだと思います。
そんな中でたつきさんから滲み出ている「親しみやすさ」というのはインタビュー最後の「根本は皆さんと同じ競馬が好きで好きでたまらない人間」という言葉に凝縮されているのだと確信しています。
これからどんどん色々な媒体で活躍の幅を広げていくたつきワールドにまだ触れたことのない方は、是非この機会に足を踏み入れてはいかがでしょうか。

 

たつきさんの
Twitterは⇒こちら
noteは⇒こちら

是非登録して下さい!

 

最後までお読み頂きありがとうございました。

2022.8.2

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YRA@血統調査員

少しでも役立つ競馬情報を。2011年~2016年までの5年間、北海道を拠点に毎日馬のお勉強に明け暮れていました。 2023年から再び拠点を北海道に移し、血統調査員として執筆活動に邁進中! 夢は雑誌で連載すること!

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