全頭血統考察

競馬血統まとめ【チャンピオンズカップ(GⅠ)2021】の順位予想

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血統調査員のYRAです。
「血統表は競走馬の設計図!」ということで。

今週はチャンピオンズカップ。
ダートにはダートの王を決める戦いがあります。
舞台は中京ダート1800m。
今年の王者は果たして?!

血統傾向については先日こちらで述べました。

それでは
チャンピオンズカップの全頭血統考察スタート!

【チャンピオンズカップ(GⅠ)】

1枠1番ソダシ

父クロフネ 吉田隼人

母ブチコは現役時、16戦4勝(条件馬)。白毛のブチ模様で人気を博した。
母母シラユキヒメも白毛馬だった。
父クロフネは、母に「Mr. Prospector+サンデーサイレンス」を持つ馬との配合が〇で、朝日杯フューチュリティステークス(G1)を制したフサイチリシャール、NHKマイルカップ(G1)のクラリティスカイ、さらにJBCレディスクラシック(G1)を連覇したホワイトフーガもこのパターンである。
また父は産駒の活躍が牝馬に偏りがちな所謂「フィリーサイアー」でもある。

馬場適性としては芝・ダート兼用種牡馬だが、勝ち鞍はダートの方がはるかに多い。
ということで母系からの血統と総合的に見て、ダート適性は「ある」と判断したい。

但し、本馬がデビューからここまで芝で活躍し、結果も出しているようにクロフネ産駒としては柔らかさが勝っているのは間違いない。
3歳ということを考えれば、ダートの上級戦で活躍するにはまだまだ硬さが足りないだろう。
さらに古馬混合のダートG1ということでパワー自慢が集まるメンバー構成を考えれば、推せる材料を見つけるのは難しいというのが正直なところ。
雨が降って足抜きの良い馬場になれば、先行からの抜け出しはありそうだが。

1枠2番カジノフォンテン

父カジノドライヴ Mデムーロ

父カジノドライヴはアメリカ産馬で日本に輸入された。
主な勝ち鞍はピーターパンS(アメリカG2・ダート9F)。フェブラリーSでは2着に入着した。
母ジーナフォンテンはエンプレス杯(G2)を始め地方交流を含む重賞を4勝。
母母ジュピターガールは中央でオープンまで出世した芝短距離馬。
そのジュピターガールの父はVice Regent系。
父カジノドライヴは母父がDeputy Minister(Vice Regent系)。
ということで本馬はVice Regentの4×4クロスを持つ。

本馬は地方所属馬でこれまで中央でのレースはなし。
しかし上述したVice Regentの血はこのレースに相性が良いし、父カジノドライヴ産駒は中京が得意。ここは楽しみに見守りたい。

2枠3番サンライズノヴァ

父ゴールドアリュール 松若

母母リアルサファイアはダートでの勝ち鞍もあり、フラワーC(G3・芝1800m)勝ち馬。
父ゴールドアリュールは「サンデー+ヌレイエフ」で、ミスプロやロベルトを持つ肌馬との組み合わせで本馬のような活躍馬が出る。
血統傾向で紹介したこのレースに相性良好な父ゴールドアリュールだが、昨年のこのレースでは12着大敗。
舞台適性が合わないというよりは、本馬の場合は中距離が辛く距離適性はマイルまで。

2枠4番インティ

父ケイムホーム 武豊

父ケイムホームはミスプロ直仔でナスルーラが散りばめられたスピード血脈。
ヌレイエフのようなナスペリオン(ナスルーラ+ハイペリオン)を持っている牝馬との配合が成功配合パターン。

7連勝でこのレースを制して一気に頂点を獲った2019年時はこの後どこまで勝ちを伸ばしていくのかと大いに期待したものですが、その後は好走か惨敗かの馬になってしまいました。
その2019年で勝ったフェブラリーSを最後に勝ち星からは遠ざかっており、チャンピオンズカップは2019年、2020年と続けて3着という状況です。
全盛期より力が衰えていることは否めませんがここは相性が良いコースです。

3枠5番エアスピネル

父キングカメハメハ 藤岡康

母エアメサイアは秋華賞馬。
全弟エアウィンザーはチャレンジC(G3・阪神芝2000m)勝ち馬。
本馬も初期は芝で走っていた。

父キングカメハメハ×母父サンデーサイレンスは王道配合で、なかでも母母父ノーザンテーストはソリタリーキング(G2・東海S)と同じでダート中距離に適性が高い配合。
本馬も万能キングカメハメハの産駒らしく、芝からダートに転向しても上位の力を示し続けている。
ただし、現状の距離は1600mまでが合っていそうで、1800mは1F長い印象。

3枠6番テーオーケインズ

父シニスターミニスター 松山

父シニスターミニスターはアメリカ産馬でブルーグラスS(アメリカG1・ダート9F)勝ち馬。現役引退後、日本に輸入されダート専門種牡馬として活躍馬を多く送り出している。
4代母にはヴェルメイユ賞(フランスG1・芝2400m)2着に入着したピンクタートルがいる牝系。
母が「サンデー+Storm Cat」なので、今年の帝王賞(G1)を制した時のように、馬場が渋って足抜きが良い馬場になってくれることを望む。

4枠7番サンライズホープ

父マジェスティックウォリアー 幸

母オーパスクイーンは現役時16戦3勝(条件馬)でダート馬だった。
父マジェスティックウォリアーはアメリカ産馬でホープルフルS(アメリカG1・ダート7F)勝ち馬。
現役引退後アメリカで種牡馬入りした後に日本に輸入された。
代表産駒はベストウォリアー(マイルCS南部杯(G1))
がっつりアメリカ血統なので、サンデーサイレンス系との組み合わせは相性が良く、本馬の他にもスマッシャー(G3・ユニコーンS)やオープン馬ライトウォリアーなどが出ている。
産駒全体としてダート1800mは得意な傾向が出ており、本馬もここまで中距離で活躍。
中京競馬場で連対を外していないことも心強い。

4枠8番スワーヴアラミス

父ハーツクライ 松田

母ベイトゥベイはカナダの重賞(芝8F)勝ち馬。
父ハーツクライについてはこちらから↓

母父のSligo Bayはアメリカの芝G1(12F)勝ち馬。
ということで中距離適性は理解でき、また馬場適性は芝馬に出そうなものだが、デビューから芝では結果を出すことはできなかった。
母母にダート適性が強い血統があるのでそこの影響が色濃く出ているのだろう。
晩成傾向は父の傾向そのもので5歳の昨年初重賞勝利を挙げると6歳となった今年も重賞勝ちを収めている。
前走は躓いて後方からの競馬となった(7着)が、持ち味はやはり前目につけてこそ。

5枠9番オーヴェルニュ

父スマートファルコン 福永

父スマートファルコンはこのレースで相性が良い種牡馬として紹介したゴールドアリュールの代表産駒にして後継種牡馬。
「父×ブライアンズタイムを持つ肌馬」の組み合わせは、本馬の他にもアシャカダイキやワンダーウマスなどの活躍馬を輩出している好配合。

前目から最後に抜け出してくる優等生な競馬ができるタイプで、東海S、平安Sを制しているように中京は得意舞台。
鞍上も中京を得意としている福永騎手。期待は自然と高まります。

5枠10番ケイティブレイブ

父アドマイヤマックス 内田博

父アドマイヤマックスはサンデーサイレンス直仔で、高松宮記念勝ち馬。
サンデーサイレンスに母系のスピードを組み合わせた配合だ。
母父サクラローレルは天皇賞(春)と有馬記念を勝った長距離砲。
そんな父と母父の組み合わせなので距離適性は中距離で、ダート適性は母からによるもの。
晩成血統により構成された血統表なので、本馬も7歳の昨年G1の舞台で連続2着。
ただし、8歳になった今年は精彩を欠くレースが続いており、まだ馬券にはなっていない。

6枠11番アナザートゥルース

父アイルハヴアナザー 坂井

半兄に本レース勝ち馬のサウンドトゥルー(父フレンチデピュティ)がいる。
父アイルハヴアナザーはアメリカ産馬で現役時、ケンタッキーダービーを始めG1を3勝。
三冠を目前にケガをして現役を引退した。
現役引退後、日本に輸入され種牡馬となった。(2018年アメリカに帰国)

母父フジキセキとの組み合わせは本馬の他にも、マイネルユキツバキ(福島民友C(L))やウインジェルベーラ(函館2歳S(G3)2着)など活躍馬が出ている。

同じ中京で行われた東海S(G2・1900m)で2着と好走したように不良馬場は得意。
ここも渋った方が良いだろう。逃げて粘る競馬ができれば。

6枠12番クリンチャー

父ディープスカイ 川田

母母Dusty Dollarはイギリス産馬で重賞勝ち馬(芝10F)。
3代母Sauceboatもイギリス産馬で重賞勝ち馬(芝8F)という名牝系の系統。
父ディープスカイは現役時ダービー馬に輝いたが、勝ち上がりまではなんと6戦を要した。
そのことは種牡馬としても特徴が出ており、産駒は基本晩成傾向。
ディープスカイの母アビの産駒はディープスカイ以外、ほとんどの勝ち鞍がダート。
その血統が、種牡馬ディープスカイに大きな影響を与えており、本馬も3歳時はクラシック三冠全てに出走した(菊花賞では2着)が、6歳時からはダートに主戦場を移している。
パワーとスタミナに富んだ血統なので、時計のかかるような馬場が良い。

7枠13番チュウワウィザード

父キングカメハメハ 戸崎

母チュウワブロッサムは現役時、22戦4勝(条件馬)。
父キングカメハメハは、非サンデーサイレンス系としてサンデーサイレンス系肌馬との交配でここまでの種牡馬としての地位を築いた。
代表産駒たちは本馬のように母父サンデーサイレンス系との交配馬が多い。
Mr. Prospectorの血をクロスを成立させることでホッコータルマエ(ダートG1 10勝)に代表されるようにダート馬になりやすい。本馬もそのパターン。

昨年このレースを勝ってサウジCへ挑戦(9着)、その後ドバイワールドカップでは2着と頑張った。
今年もここを勝って来年海外へ再挑戦できるか。

7枠14番ダノンファラオ

父American Pharoah 横山武

父American Pharoahはアメリカ馬。アメリカクラシック三冠(ケンタッキーダービー・プリークネスステークス・ベルモントステークス)を始め、G1を8勝した2015年のアメリカの年度代表馬である。
母クリスプはアメリカ産馬で、サンタアニタオークス(アメリカG1・AW8.5F)の勝ち馬。

これまで日本に輸入されたAmerican Pharoah産駒のデビュー済は14頭。
そのうち12頭が勝ち上がり、さらに本馬とカフェファラオという2頭のG1馬を輩出。
かなりの高確率で日本競馬に適合していることがわかる。

本馬は母系にStorm Catを持ち4×4のクロスが成立しており、そこから日本に必要なスピードを増強することができている。
カフェファラオ同様早め先行から抜け出したい。

8枠15番メイショウハリオ

父パイロ 浜中

半弟テーオーロイヤル(父リオンディーズ)は芝のオープン馬。
父パイロはアメリカ産馬でフォアゴーS(アメリカG1・ダ-ト1400m)勝ち馬。
どうやら父の特徴をそのまま産駒に伝えるタイプの母なのだろう。
パイロの系統は大系統ナスルーラ系のA.P. Indy系で、これはテーオーケインズの父シニスターミニスターと同じ。
また母父がマンハッタンカフェというところもテーオーケインズと同じ。
ということでこの馬もダートの中距離に適性があり、前走みやこS(G3・阪神ダート1800m)で初の重賞勝ちを果たした。
初めてのG1、このメンバー相手にどこまでやれるか。

8枠16番カフェファラオ

父American Pharoah ルメール

父American Pharoahはアメリカ馬。アメリカクラシック三冠(ケンタッキーダービー・プリークネスステークス・ベルモントステークス)を始め、G1を8勝した2015年のアメリカの年度代表馬である。
母Mary’s Folliesはアメリカ産馬。現役時、12戦4勝(重賞勝ち馬)。

これまで日本に輸入されたAmerican Pharoah産駒のデビュー済は14頭。
そのうち12頭が勝ち上がり、さらに本馬とダノンファラオという2頭のG1馬を輩出。
かなりの高確率で日本競馬に適合していることがわかる。
これは父系にある「エンパイアメーカー(Unbridled)」や「Storm Cat」と言った日本の活躍馬におなじみの血を内包していることに起因する。
この2つの血は日頃、本稿を読んで頂いている方ならピンときた方もいるだろう。
そう「アンディープキャット」配合のアンキャットである。

このスピード血統により、芝スタートとなるフェブラリーSでは上手く先行できて初戴冠へと繋がった。
そこから考えると少し割引いて考えたいが、左回りはもともと得意。

以上、出走馬全16頭の血統考察でした。

2021.12.3 post

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【本命確定!】

YRA 今週はダート頂上決戦!
ダート王が決まるよ、みっちゃん。

みっちゃん うん!
一番強い馬は誰なのか(・∀・)

YRA パワー自慢達が集まっております(笑)

みっちゃん はい、まずはクリンチャー

YRA 若い時は芝で走ってた馬やね。

みっちゃん なんと、この馬は川田が乗ると1着になるのです!

YRA (苦笑)

みっちゃん 次はインティ
1回叩いてるし、良いと思うんだよね。
チャンピオンズカップは過去3着2回。結構期待してます(・∀・)

YRA このレースはリピーターが来るけん期待できるよね。

みっちゃん そして本命はテーオーケインズです!
ダート1800mはこれまで7戦あって、着外は1回だけなんだよ!
中京も合ってるしね(・∀・)

YRA へぇー、てっきりソダシかと思ったよ!

みっちゃん なんで(笑)

YRA 昨日つぶやいとったけん(笑)

みっちゃん それは予想とは関係ありません(笑)
うちのソダシのことは良いからYちゃんの見解お願い。

YRA はいよ。まずはチュウワウィザード
さっきインティの時も言ったようにこのレースはリピーターが来やすい。
昨年勝って適性を示しとるけん無視はできんよね。

みっちゃん 去年強かったもんね!

YRA 次はカジノフォンテン
このレースはVice Regentの血を持っとる馬が好走しやすい。
この馬は父方にも母方にもVice Regentがあって血統的に注目しとるんよ。

みっちゃん まだ中央で走ったことないけど・・・。

YRA そうなんじゃけど、カジノドライヴ産駒は中京得意な傾向があるけん大丈夫かなって思うよ!

みっちゃん なるほど。じゃあ本命は?

YRA オーヴェルニュです!
このレースで最も相性が良い種牡馬はゴールドアリュールなんじゃけど、今回の予定馬でゴールドアリュール産駒はサンライズノヴァのみ。
でもサンライズノヴァはこれまでの戦歴からここと相性が良いタイプのゴールドアリュールではないんよね。
となれば、ゴールドアリュール直仔のスマートファルコンの本馬に期待!
これまで中京無敗ってところもコース相性の良さが証明されております。

みっちゃん 了解!Yちゃんの本命はソダシってことね(・∀・)

YRA おいっ!何聞いとったんや(苦笑)

みっちゃん さっきのお返しです(笑)

YRA てかこんなソダシソダシ言っとったら、普通にソダシが勝つんじゃないんかっ?!

みっちゃん それな(・∀・)

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チャンピオンズカップ
わし◎オーヴェルニュ
みっちゃん◎テーオーケインズ

2021.12.5 post

https://twitcasting.tv/c:yra_uma/movie/711902055

↑ツイキャスで調教考察も是非聞いて下さいね↑

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YRA@血統調査員

少しでも役立つ競馬情報を。2011年~2016年までの5年間、北海道を拠点に毎日馬のお勉強に明け暮れていました。 今は東京を拠点に競馬で資産運用しながら血統調査員として執筆活動に邁進中! 夢は雑誌で連載すること!

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